二酸化炭素/8年目の電話@中野ウエストエンド
ナナシノ() 公演
「二酸化炭素」
そして同時上演、「8年目の電話」
音響 佐野、照明 一場が付かせて頂きました。
なんだかバタバタしており、更新が遅くなってしまいました。。
ナナシノ()さんは、いつもとんでもない作品を作り上げてきます。
また、その作品のお手伝いができて光栄です。
まずは、「8年目の電話」。
この作品は、ナナシノ()のメンバー3人だけの出演で、東日本大震災を題材とした作品でした。
オープニングからぐっとひきこまれ、津波から逃げるため舞台上をひたすら走り回る演出に圧倒され、こんな言い方はあっているのかわかりませんが最後には少しだけ前向きになれるようなとても人間らしい作品となっておりました。
照明的には、以前の作品である「希薄」を彷彿とさせるシーン、大槌にある「風の電話」をイメージした窓ネタ作成など頑張ってみました!(写真はないです。。)
ナナシノ()の演出、日野さんは実際にこの作品の元になっている大槌に行き、その空気を感じて、作品を作られたそうです。
とにかく日野さんの作る世界は素晴らしくて、たった3回しか公演をしなかったのが本当にもったいなくて、、もっとたくさんの人の目に触れて、そして感じて頂きたい作品でした。
いつかまた違う形でも、やってほしい!と思ってます。
そして、「二酸化炭素」
この作品は、近年日本で起きた様々な事件をモチーフに描かれております。
こちらも衝撃の始まり方、そして夢から覚めないままのようなまるでまだ続いているかのようなラストの演出です。
自分の中では終わっている気がしても、他人の中では世界のどこかではまだ続いている、というような感覚を表現されていました。
圧巻の作品でした。
照明は不幸に襲われる女の子の前に広がる現実、空想をこの作品に合うような色合いと、わたし的ナナシノ作品のイメージで表現してみました。
客席の構造やタッパもあり、仕込みシュートががなかなか大変でしたが、諸々工夫してなんとか形にできたかと思っています。
繊細な作品だけありまして、ウエストエンドスタジオは、上階からのバンドの音が残念でしたね。。。
ちなみにさきほどの写真は完全なる趣味の一眼レフで撮ってみました。笑
みなさま、ありがとうございました!!!
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舞台監督:二宮清隆
舞台美術:多賀慧
音響:佐野貴史(DISCOLOR Company)
照明:一場美紀(DISCOLOR Company)
制作:山本真梨子
宣伝写真:上田晋也
宣伝モデル:夏目志乃
宣伝文字:佐藤あみ
宣伝美術:小林郁香
劇中歌:湯木慧
振付:西條智鶴
企画製作:ナナシノ()
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ただいまシブゲキにて「PINK」公演中!
また追って更新します〜〜!
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